■色々な回線で接続
コンピュータをはじめ、インターネットには様々な機器が接続されていますが、接続に利用される回線も様々です。
一般のユーザーが利用する接続回線には、通常の電話回線、ISDN回線、携帯電話回線やPHSの回線、ケーブルテレビ回線などがあります。通常の電話回線を利用する接続には、以前からある接続方法の他に、ADSLと呼ばれる、より高速な接続方法も登場し、急速に普及しつつあります。また、光ファイバーを利用する接続方法も、最近ようやく一般のユーザーが利用できるようになってきました。これから、一般ユーザーが使用する回線は、インターネット接続専用の回線ではなく、通話サービスなどとの併用がほとんどです。
それに対して、大手の企業や大学、研究施設、それから一般ユーザーにインターネットへの接続サービスを提供するインターネット・サービス・プロバイダ（ISP）と呼ばれる企業などでは、インターネットに接続するための専用のケーブル、いわゆる専用線による接続を行っています。専用線として利用されるケーブルの種類も、通常の電話回線やISDNと同様の電話ケーブルから、光ファイバーや衛生回線といったものまで、必要とする速度やコストのかな愛から様々です。最近では、既存の電話回線を専用線として利用できるADSLなどのサービスの普及によって、企業や大学などの大きな団体や組織以外にも、小さなオフィスや個人で専用線による接続を行えるようになってきています。
専用線ではない回線、例えば、通常の電話回線をインターネットに接続する場合は、同一の回線を通常の通話サービスとインターネット接続とで併用するため、通話中はインターネットが利用できなかったり、利用料金も通話サービスと同じ時間単位の課金であるため、インターネットを頻繁に利用する場合には割高であるといった欠点があります。それに対して専用線の場合は、いつでも好きな時にインターネットが利用できますし、インターネットを頻繁に利用する場合には、利用時間に関係なく月額固定料金であるなど、料金面でも割安になっています。 |
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