■自分のまわりは自分で管理
世界中のコンピュータが接続する巨大なネットワークであるインターネットは、いったい誰が、管理、運営しているのでしょうか?
インターネットには、インターネット全体を管理・運営するひとつの団体があるわけではありません。
インターネットは、自分の周りは自分で管理するというのが基本的な考え方なのです。
例えば、自前でインターネット接続用の専用線を持っている企業、大学などの団体や組織は、自分の周り、すぐ隣との接続に利用している回線の管理、運営を責任もって行います。
このように、インターネットに接続されている団体や組織が、お互いに自分の周りを整備することによって、結果的に、インターネット全体が整備されるという仕組みです。
専用線接続環境を持った団体や組織でない、個人のインターネット利用者は、接続の入り口を提供してくれるインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)と呼ばれる企業に手数料を支払うことによって、パソコンなどをプロバイダに接続して、そこを経由してインターネットを利用います。
インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)は、インターネットへの接続口の提供というサービスに対して利用者が払う手数料や、他のいろいろな追加サービスに対する利用料などを使って、自分と直接接続している、すぐ隣の団体や組織との間の接続用回線を管理し、運営しているのです。 |
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